長年、指導者をしてきた中で悩んだことや難しかったこと、その解決法や野球の魅力等を書いていきたいと思います🙂
きっと同じ悩みを持っている方がおられると思いますので、少しでもヒント💡になればいいかなと思います。
もちろんそれぞれに捉え方が違うと思いますので、一個人の意見としてご覧下さい🙏
さて、昨今は野球人口の減少で少年野球も子供が減って来ているのが実情です。プロ野球人気の低迷、共働き家庭の増加、少子化など理由はいろいろとあると思います。
10年、20年後の日本の野球はどうなってしまうのかという不安さえ感じる時代になりましたね。
ともあれこれから野球を始める子供達、サポートされる親御さんの為に少しでもアドバイスになればというのが本音です✨
〈少年野球低学年〉
小学2年生、3年生で野球を始める子供達が多いと思います。
少年野球チームに所属し、基本的なところから教わることになりますね。
チーム方針がありますので、勝手なことはできないのですが、まず大事なことは挨拶と返事、言葉遣いです。
どのスポーツもそれは言われることだとは思いますが、これがなかなかできないのが低学年の子供達なのです。
自分はまず子供達に、お家でのおはよう、いってきます、ただいま、頂きます、ご馳走さまでした、おやすみを自分から言うように教えました。
身近な人にちゃんと挨拶や返事ができないと、外に出てもできないという思いからでした。
言葉遣いの悪い子供は、都度注意して正しい言葉遣いを教えていきました。
そして自分は、グランドでは必ず子供一人一人の顔を見て挨拶をすることを心懸けました。
いろいろな子供がいますが、こちらが向き合えば必ずできるようになりますね💮
礼に始まり礼に終わる競技ですので、まずはここからが第一歩です❗
次に道具の整理整頓と手入れです。
まずは道具がないと野球はできないこと、道具はお父さんお母さんが働いて買ってもらっていること、道具を大切にしないと上手くはならないことを教えます。
親御さんが先々やってしまわれる光景を何度か目にしたことがありますが、これはしてはいけません。子供が自分でできるまで待ってあげてほしいですね。それも小さな成長のひとつです👍
ただ、最初はどうしていいかわからないのが子供ですので、あーしてこーしてと実演してあげるといいと思います。
自分はグローブ、スパイクの研き方を実演して綺麗になる過程を見せるようにしました。
次に声です。
ただ声と言ってもいろいろあるのですが、野球の声というのは指示する声、応援する声、自分を鼓舞する声などいろいろあります。
指示の声はまず野球を覚えないと出せません。ですので、応援する声と自分を鼓舞する声を出すように教えました。応援歌なども取り入れて、とにかく大きな声を出せる土台を作ることが大事です。
ある程度声が出るようになったら次は指示の声になりますが、簡単なところからやりましょう。
どこに飛んだとかどこへ投げるとかアウトカウントなどでいいかと思います。
その声が出るようになったら少しずつ1つ先のプレーへの声が出るようになります。例えば『ランナー1塁、盗塁あるよ』や『バントあるよ』などの声ですね。
段階を踏みながら教えていければ覚えも早いかと思います。
⭐第一回はこの辺にしておきます。次回はプレーについてのお話をしていきます。