日本代表・侍ジャパンが日本中を熱狂させて、14年ぶり3回目(開催6回目)の世界一に輝き閉幕したWBC(ワールドベースボールクラシック)を準決勝以降からですが独自回顧していきたいと思います。
過去2大会はベスト4・ベスト8と悔しい思いをしていた日本代表ですが、今大会は最強のメンバーで世界一奪還を胸に熱い戦いを見せてくれました👍
誰もが知る世界の二刀流・大谷翔平選手、前回優勝の時に守護神を務めたレジェンド・ダルビッシュ有投手、今年からメジャー挑戦の中、困難を承知で参加してくれた吉田正尚選手、日本が世界に誇る最年少三冠王・村上宗隆選手、日系人初の日本代表・L.ヌートバー選手など、豪華メンバーで見る側としてもワクワクしましたね😁
一次リーグを圧倒的な打力と投手力で、無傷の4連勝で難なく突破した侍ジャパンは、準々決勝で勢いのあるイタリアを圧倒してマイアミへ✈️
準決勝 対メキシコ
準決勝では日本の若きエース・佐々木朗希投手が先発しましたが、強敵メキシコに3点先制される厳しい展開で、チャンスはあるもののあと一本が出ない嫌な雰囲気の中、吉田正尚選手の同点スリーランで一気に試合が動きました😲💦
あのホームランは低めの落ちるボールを手首を返さず上手く拾った、技術で打ったホームランで、さすが日本一ボールへのコンタクトが上手い吉田選手ですね✨️
しかしすぐに2点勝ち越されて万事休すかというところでの8回・山川穂高選手の犠牲フライの1点で4対5、個人的にはこの1点が大きく勝負を分けた1点のように思います💡
守る側からすれば2点差あればかなり守りやすくなったはずで、1点差となれば緊張感が全く違うものです。
逆に攻撃する側からすると1点差は絶対に返せる自信がある試合展開で、「まだいける」と思えるだけで全然違います。
9回、先頭バッターの大谷選手がツーベースを打ち、吉田選手が四球を選んだ時点でほぼ試合は決まっていたように思います。
あとは、不振の村上選手がバットを振れるかどうかだけでしたが、さすが最年少で三冠王になる選手で、腹をくくった見事なバッティングでサヨナラ勝ちを収めました😅
代走・周東右京選手の打球判断と加速力には驚きましたが、代走・周東はここで決めるというチームの意思表示のようなものが見えて痺れましたね。
2番手で登板した山本由伸投手の粘り強いピッチングも流れを変える一つの要素だったように思われます✨️
普段は先発投手ですので、不慣れな中継ぎと究極の緊張感の中で精神的にも肉体的にもキツイ中での好リリーフで、さすが2年連続投手4冠に輝くエースと感心。
自分も昔、負ければ高校最後になる試合で緊急登板して、5回70球ですが必死で投げた記憶が蘇りました。全くレベルが違う話ではありますが(笑)
最高の形と結果でいざ決勝へ…
決勝 対アメリカ
前回大会敗れたアメリカとのリベンジマッチでもあり、世界最強を決めるに相応しい対戦カードになりました。
全勝で勝ち上がり、準決勝は劇的サヨナラ勝ちの侍ジャパンと、メキシコには敗れたものの徐々に調子を上げ、準決勝はキューバ相手に14対2と大勝したアメリカ。
先発は今永投手。国際大会で抜群の安定感を誇る日本の左のエースです✨️
回転数の多いキレのあるストレートにチェンジアップが武器ですが、2回表に絶好調のターナー選手に浮いたチェンジアップをレフトスタンドに運ばれ先制を許してしまう。
後続はしっかり打ち取り、最小失点で抜けると2回裏に昨日のヒーロー・村上選手の完璧なホームランでアッサリ同点⚾️💨
更に攻め立てて、ヌートバー選手の内野ゴロで1点勝ち越し。自分的にはこの1点が大きかったと思います。
アメリカは三振を取りに来ていた場面で、バットを折りながらでも内野ゴロを打ち、取れる点はキッチリ取る野球ができていました。
野球は取れる点をキッチリ取り、相手に同じことをさせなければ勝てる確率が大幅に上がるスポーツですので、見た目に派手さはないこの1点が後半大きな意味を持ってきますね😆
4回裏には岡本選手のソロホームランで追加点をあげ、リードして中盤へ⚾️💨
今永⇒戸郷⇒高橋(宏)と継投していきますが、この高橋(宏)投手の投げっぷりが抜群でした。
若干20歳の若さ溢れるピッチングに、将来日本を代表する投手になりそうな輝きを見ました✨️
中盤以降、日本もチャンスは作るものの1点が遠く、両チーム必死の継投で3対1のまま膠着状態に。
日本は高橋(宏)⇒伊藤⇒大勢とつなぎ、8回にダルビッシュ投手がマウンドへ。
5番シュワバー選手にソロホームランを浴びるものの、後続はキッチリ抑え試合は最終回を迎えます。
キャンプ初日から参加し、若手投手の見本となりながらいろいろな技術を惜しみなく伝えるダルビッシュ投手の貢献度はピカ一ですね。
満を持して9回のマウンドへ大谷翔平が上がれば、会場のボルテージは最高潮🤣
先頭バッターには粘られて、厳しいコースが外れて四球を与えてしまう。
しかし続くバッターを4-6-3のゲッツーの抑え、最後のバッターはメジャーMVP3度を誇る屈指のスラッガーM.トラウトが打席へ。
普段は同じチームで非常に仲の良い相手が最後のバッター。あまりにも出来すぎた展開で、漫画でも再現できない夢のような対決でした。
フルカウントからの6球目、大谷投手の伝家の宝刀スライダーにバットが空を切りゲームセット😌✨️
世界で一番の歓喜の輪ができました💮
MVPは世界の二刀流・大谷翔平選手。オールWBCには大谷選手と吉田正尚選手が入りました。
昨今、野球人気が無くなり、野球人口も減少の一途を辿っていますが、今回の盛り上がりを見て野球も捨てたもんじゃないなと。
心を震わす魂込めたものは、やはり人の心に何か伝わる気がします。
未来のダルビッシュ選手や大谷選手が出てきてくれるように、野球を教える立場の方々はしっかり繋げていってほしいです。